少し古いですが、 北京オリンピックでメダルをとった日本選手たちをふり返ってみます。
レスリングの吉田沙保里さん、 伊調姉妹、 フェンシングの太田選手、 水泳の北島くん……… 彼らは皆しっかりした顎と歯を持っています。
冬のオリンピックも同様です。 これみよがしにみんな口を開けて、歯を見せていますが、 きれいでしっかりした口元です。
世界の一流アスリート、 イチローやウサイン・ボルト、 浅田真央ちやんも同じようにしっかりとかめるきれいな歯をしています。
どうやら運動能力の高い人たちは、 しっかりとかめる歯、 あるいは強靭な顎を持っている方が多いようです。
実際にかみ合わせと運動能力との関係を見てみましょう。 上下の歯がどれぐらいの面積で接触しているかという 「 咬合接触面積 」 と
握力、背筋力との関係では、 咬合接触面積が大きい中学生は小さい生徒に比べて倍ぐらいの力が出ています。
そして、 ハンドボール投げや走り幅跳びをやっても、 同じような結果が出ます。